【最新型】東武スペーシアXプレミアムシート 広々として快適すぎる乗車体験!

特急列車
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スペーシアXについて

2023年7月15日にデビューした東武スペーシアXは、浅草~日光・鬼怒川温泉間を結ぶ特急列車です。6両編成の中には6種類のシートがあり、他の鉄道会社では見られない豪華でユニークな内装が特徴です。前身の東武100系「スペーシア」も快適な内装に定評がありましたが、1990年の登場以来、設備が時代遅れになりつつある中で、新しい車両が導入されました。

今回は特に、グリーン車に相当する「プレミアムシート」に焦点を当てて、乗車体験をお届けします。

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スペーシアXプレミアムシートに乗った理由

プレミアムシートに乗りたかった理由は、新幹線や他の特急列車のグリーン車と比較してみたかったからです(笑)。近年、JRを含む多くの鉄道会社が顧客獲得のため、様々な工夫を凝らした列車を投入しており、東武鉄道も例外ではありません。この記事では他社のグリーン車設備と比較しながら、スペーシアXプレミアムシートの魅力を掘り下げていきます。

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特急券の購入

私は普段から東武鉄道を利用しないので、券売機で空き座席を確認し、プレミアムシートのチケットを購入しました。券売機で座席の写真を確認できるので分かりやすいですね。

前日の夕方時点で、金曜日の浅草(9:00発)→春日部間に空席があったので、それに乗ることにしました。ボックスシートやコックピットラウンジなどは満席でした。デビューから10ヶ月が経過していましたが、依然として高い人気を誇っています。

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乗車(浅草駅)

浅草駅の駅舎は1931年に建造され、3階建ての一部がプラットフォームとして使用されています。また、百貨店(松屋)も入っており、当時としては東京で最大規模のターミナル駅の一つでした。そんな歴史的な建物としての価値を持つ浅草駅ですが、正面のモニターが少し安っぽく見えるのが残念です。観光地としても、歴史的建造物としても魅力的なのに、その外装が安価に見えるのは残念な点です。

浅草駅の目の前には非常に小さな地下鉄の入り口があります。これは、日本で最初に開業した地下鉄である1914年開業の東京メトロ銀座線の入り口で、近年の浸水対策で大きく改造された現代の地下鉄駅の入り口とは対照的に、昔の趣を残しています。

また、浅草駅の目の前には非常に小さな地下鉄の入り口があります。これは、日本で最初に開業した地下鉄である1914年開業の東京メトロ銀座線の入り口で、近年の浸水対策で大きく改造された現代の地下鉄駅の入り口とは対照的に、昔の趣を残しています。

電光掲示板に示されている通り、浅草は日光・鬼怒川温泉へ向かう特急列車のターミナル駅として機能しています。似たような光景として、近鉄の難波・名古屋駅から名阪、伊勢方面へ向かう特急列車が多数発着しているのと似ています。

コンコースは戦前の建築物で、多くの柱があります。また、ホームの端部は急カーブになっており、ホームと乗降口の間が広くなっています。これは東武鉄道が車両の数を最大限に増やしたいという意志が感じられます。

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外観

車体の前面は流線形で、白い塗装が高級感を際立たせています。

スペーシアXは東武浅草駅の5番乗り場から発着し、スペーシアXのデビューに合わせてリニューアルされた乗り場です。側壁には木を多用した温かみのあるデザインが施されています。

側面の窓は六角形で縁取られており、スペーシアXの「X」と江戸時代の竹細工を連想させるデザインです。

6号車のコンパートメントの個室は大人数の利用に最適です。これは先代スペーシアから受け継がれています。

行先表示板が大きなLED仕様になっている点も魅力的です。

デッキ部分は黒基調でモノトーンに仕上がっており、洗面台、多目的トイレ、多目的ルームが設けられています。

ICタッチ式の荷物置き場も完備。

まずはスタンダードシートからです。2+2人掛けの配置です。座席の片方の肘掛けには、テーブルが内包されています。

背面にもテーブルがあり、全席にコンセントが標準装備されています。

車椅子スペースは、2人掛けの席をそのまま撤去して作られており、非常に広々としています。これは国の指導か、東武鉄道の配慮か、大胆な設計です。

普通車の端部にはブースで仕切られたボックス席があります。普通車の2席分の横幅で1席となっており、追加料金はたったの+400円です。

浅草駅発車時に隅田川を渡るため、大きくカーブします。車両の連結部がミシミシと鳴いています。

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プレミアムシート

プレミアムシートは2号車にあります。座席配置はJR在来線特急グリーン車と同等の2+1で、オレンジ色のベースが大きな開放感を演出しています。

バックシェルのおかげで非常にすっきりとした内装が特徴です。リクライニングは電動式で、ヘッドレストは肉厚で快適です。実はこのヘッドレストは頭を包み込むように曲がる構造になっています。2人席の間にはドリンクポケットがあり、コンセントも完備されています。テーブルはインアーム式で、広げると十分な大きさになります。

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他の列車との比較

東海道・山陽新幹線N700S グリーン車

東海道・山陽新幹線の最新型N700Sは普通車、グリーン車の2クラスからなり、グリーン車は有名人などお金に余裕がある乗客が多く利用します。スペーシアXは観光に特化しているのに対し、N700Sはビジネス、観光どちらも対象としているのが特徴です。

N700Sのグリーン車はレッグレストや大型の背面テーブルを備えていますが、スペーシアXはそれがなくてもリクライニングをしっかり倒せば足が浮くほど深く倒れるので、必要性はそれほど高くないです。また、レッグレストがないことで室内がすっきりしています。N700Sのリクライニングは大きく沈み込むため、フルリクライニングをされると後ろの座席からすると圧迫感があります。これに対して、スペーシアXの快適性は勝っていると感じます。

近鉄特急ひのとりプレミアムシートとの比較

次に、私鉄特急として有名な近鉄特急ひのとりのプレミアムシートと比較してみましょう。ひのとりプレミアムシートは全席が革張りの電動フルリクライニングシートで、バックシェルも完備されています。その豪華さは国内の特急列車の中でも最上級です。一方で、スペーシアXのプレミアムシートはひのとりほどの豪華さには及ばないものの、電動リクライニング、バックシェル、そして開放的かつ高級感のある内装があり、旅の優雅さと快適さは十分にあると言えるでしょう。

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まとめ

東武スペーシアXのプレミアムシートは、他社のグリーン車と比較しても、その快適性と豪華さが際立っています。電動リクライニングやバックシェル、広々とした座席配置など、細部にまでこだわったデザインは、長距離移動を快適に過ごすための工夫が満載です。また、他の特急列車との比較でも、その優雅さと高級感は一線を画しています。ぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。

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