初任給で親に豪華なプレゼントをしてやるんだと意気込んでいるそこのキミ、本当にプレゼントを買えるほどお金はありますか?
実は新入社員って新生活の準備に意外とお金がかかるんです。浪費しているつもりがなくても、一時的に40万円足りなくなる人もいます。
ここで追いつめられてリボ払いやキャッシングに手を染めてしまい、返済に苦しむ新入社員は少なくはありません。
大事な人へのプレゼントどころか、自分の生活に必要なお金すら払えなくなると、みじめですよね?
そこで、本記事は会社に入社前の学生、または入社して2カ月以内の新入社員に向け、
・新生活に必要な費用
・お金が底をつきないための対策
を解説します。
この記事を読めば、新入社員が準備すべきお金が明らかになり、お金が底をつきないためにすべきことが分かります。
4月末から6月が最もピンチ
新入社員が入社1カ月前~入社3カ月後までに支払うであろう出費項目の中で、金額が大きい出費がこちらです。
- 引っ越し費用
- 家電製品(冷蔵庫、電子レンジ、調理器具)
- 家具(ふとん、机、いす)
- 労働組合、生協への加入
- 家賃(頭金含む)
- スーツ
- 飲み会
こうした支出の積み重ねによって手持ちのお金が最も少なくなるのは、4月末(クレジットカードの引落とし)から6月(ボーナスまたは給与の支給)の間です。
出費が多くなる3月と4月のクレジットカード支払いが4月末と5月末にある一方、6月の給料とボーナスが支給されると、金払いに余裕が出ます。
つまり、支払いが多くなる「4月または5月末」から「6月の給料日またはボーナス支給日」までが最も金払いが苦しい期間になります。
入社後3か月間のお金の動き
2人の新入社員Aさん、Bさんを例に、所持金の推移をシミュレーションしてみます。
まずは前提条件です。
・Aさん:3月に赴任先へ引越し→4月から一人暮らし ・Bさん:4月は会社の研修寮→5月に赴任先で一人暮らし ・Aさん,Bさん共通: 「洗濯機完備」「3月末時点の所持金は0円」「収入と支出の総額はそれぞれA,Bさん共に同じ」とします。
それではまず、お金の出入りを表で見てみましょう。
2人の大きな違いは引越しの時期とその支払い日です。
3月末引っ越しのAさんの引越し代→5月の給料日振込
5月引っ越しのBさんの引越し代→6月の給料日振込
としました。
次に、2人の所持金の推移をグラフで示します。5月末に所持金が最も少なくなり、特にAさんは40万円不足することがわかります。
お金に困らないためには
振込日を把握する
事前に会社からの給与や諸費用が振り込まれる日とその額を知っておけば、計画的に貯金ができます。
会社に聞いておくべきこと
・引越し代
・赴任、転勤手当の有無
・初任給の支給日(会社によっては5月振込もある)
・ボーナスの支給日と額面
※会社から給与として振り込まれるお金に対しては税金が発生します。一般的に、新卒は額面の80~85%が目安です。
しつこい人と思われることはありません。遠慮なく人事や先輩社員に聞いてみましょう。
テクニック編
・洗濯機の購入を先延ばしにする。
→洗濯機は家電の中でも高価なものです。可能であれば、コインランドリーで我慢しましょう。
・できるだけクレジットカードで払って、支払いを後回しにする。
→利子が0で、支払いを一カ月延ばせます。
・飲み会を減らす
飲み会(特に二次会)の回数を減らしましょう。
新入社員は飲み会が多いです。二次会、三次会に行けば1万円を超えることはよくあることです。
先輩におごってもらえることも多いですが、やはりお金がかかります。
終電を逃してしまって、ホテル泊になればさらに費用は増えますし、過度に飲んでしまうと翌日の仕事に支障をきたしてしまいます。
とは言っても、飲み会には親睦を深めるという意味もあるので全く参加しないのはもったいないです。
気の乗らない飲み会に行かない、一次会で切り上げるなどして無駄な出費を抑えましょう。
・小さな節約は気にしなくていい
少しでも安い食材を求めてスーパーをはしごする、がんばって自炊するなど、小さな節約の積み重ねも大切ですが、飲み会を一回我慢するなど、大きな出費をグッと我慢することで無理せずにお金を貯めることができます。
小さな節約に気を取られすぎないことが大切です。
親に借りる
本当にお金がなくて困ったら、親に借りましょう。
ただ、親以外の人にお金を借りることはオススメしません!
世の中の悪い大人たちは、多くの新入社員はお金がないことをいいことに、様々なトラップを仕掛けてきます。
代表的なのは、闇金、キャッシング、リボ払いです。
これらは雪だるま式に利子が大きくなるので、新入社員の薄給では返しても返しても返しきれません。
友人に借りるのもオススメできません!期限までに返せなかったら信頼を失い、友人関係がこじれてしまいます。
やはり、最も安全なのが親に借りることです!
プライドや申し訳なさもあるかもしれませんが、仕方ありません。貯金がたまれば親孝行をしてあげましょう。
まとめ
本記事では、新入社員が入社3カ月後までに必要なお金を明らかにし、最低限のお金を確保するための方法を紹介しました。意外とお金が足りないことに気づいたのではないでしょうか?
新入社員は最初の三ヶ月の金払いが本当に厳しいですが、これを賢く乗り超えれば、貯めたお金で大切な人にプレゼントをする余裕も生まれます!
この記事を読んで「ヤバいかも!」と思った人は、入社3カ月後までに必要なお金を計算し、お金の動きを把握してみてください!