【朗報】サンダーバード号グリーン車が超快適でおトク!

特急列車
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特急サンダーバード号とは

  • 特急サンダーバードはJR西日本が運行する特急列車で、大阪から北陸地方を結ぶ主要な交通機関として活躍しています。
  • 運行区間:大阪駅から金沢駅まで。1日1往復のみ、大阪駅から能登半島の和倉温泉駅まで運行されます。但し、2024年3月の北陸新幹線金沢駅~敦賀駅開業に伴い、大阪駅~敦賀駅まで短縮されます。
  • 運行頻度:毎時1本から2本で、繁忙期には朝夕に1時間に2本以上の運行があります。
  • 車両:原則683系。一部の普通車には681系が使用されています。グリーン車のある編成は、2015年以降、全てリニューアルが施工されており、快適性が向上しております。
  • 座席クラス:普通車とグリーン車。
  • 編成両数:通常は9両編成または12両編成で、グリーン車は編成の金沢寄りの先頭車両です。

北陸地方の方々と北陸観光の足ともいえる特急サンダーバード号。そのサンダーバード号のグリーン車には快適性向上のための数々の工夫がなされています。また、グリーン車のお得なきっぷも充実しております。本記事では、サンダーバード号グリーン車の魅力とお得なきっぷについて紹介します。

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グリーン車の内装

座席配置は、在来線特急グリーン車としては少数派となった2+1配置であり、とても広々としています。比較までに、JR東日本の特急あずさで使用されているE353系、JR東海の特急ひだ、南紀のHC85系など、最新型車両のグリーン車には2+2列が採用されている傾向があります。そんな中でも、JR西日本在来線特急は2+1列配置を守り続けているように感じます。

座り心地は最高です。座面は柔らかすぎず硬すぎず、長時間の乗車でも疲れない硬さです。また、頭の高さにある左右のヘッドレストにより、寝返りが打ちやすくなりました。

木製のひじ掛け、カーペット、ブラウンを基調とした内装は、とても重厚感があります。

座席のひじ掛けには、全席コンセントが備え付けられています。リニューアル済みの普通車にもコンセントはありますが、車両の両端(1両当たり8席のみ)しかありません。

テーブルは背面ではなく、折り畳み式のインアームテーブルです。左右いっぱいに開いてお弁当を食べたり、PC作業をするもよし、片側だけ開いておつまみを置くのも良しです。JR西日本お得意のドリンクホルダーがあるのも嬉しいポイントです。特に、ドリンクを窓側におけない通路側に座った時には重宝します。JR西日本以外の特急、新幹線でもドリンクホルダーがもっと普及してくれたらいいのにと思います。

フットレストは折り畳み式で、靴を載せる面と靴を脱いで使用する面の2つがあります。

荷棚には、数量限定でブランケットが用意されています。冷房に敏感な方、ゆっくり眠りたい方には嬉しいですね。

枕は上下可動式ですが、可動部が布製のベルトで押さえつけられているような形なので、動かすのに少々手間です。

筆者が乗車したサンダーバード号にはフリーWi-Fiがありました。サンダーバード号のフリーWi-Fiは、2022年10月より編成単位で普通車とグリーン車ともに順次導入される計画です。全ての編成でWi-Fiが保証されるものではないので運です。北陸新幹線が敦賀駅まで開業すれば、Wi-Fiが導入されていない編成が廃車またはしらさぎ号へ転属となるかと思うので、導入の進捗も相まって2024年3月以降はかなり高い確率でWi-Fiが装備されたサンダーバード号に乗車できる確率が上がることでしょう。

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お得な料金について

eチケットレス特急券

eチケットレス特急券は、グリーン車にお得に乗車できるJ-westカード会員専用のサービスです。通常の特急料金6610円が5600円になり、1010円節約できます。関西に住んでいて特急や新幹線をよく利用するなら、年会費が条件付きで無料のJ-westカードを持つことをおすすめします。

アップグレードチケレスグリーン1000P←オススメ

これは、JR西日本のWesterポイントを活用して、大阪駅から金沢駅までのグリーン車にお得に乗車できるチケットです。通常の普通車運賃6610円に対し、2310円+1000ポイント(1ポイント=4.3円)でグリーン車にアップグレード可能です。2023年春にスタートしたWesterポイントは、ショッピングや列車利用で貯められ、ポイントの有効期限があるため、グリーン車アップグレードはポイント消化に最適です。

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【自論】北陸新幹線延伸の影響について

北陸新幹線E7系、W7系

2024年3月の北陸新幹線敦賀~金沢間の延伸開業により、大阪~北陸間の鉄道輸送は、所要時間の短縮、災害への靭性の向上が実現する一方で、特急サンダーバード号グリーン車の魅力が損なわれると考えられます。理由は大きく2つあります。

1つ目に、1回あたりの乗車時間の変化です。北陸新幹線開業前のサンダーバード号は、大阪~福井、金沢、富山間を1本で結ぶ長距離列車として活躍してきましたが、大阪~敦賀のみの運行になれば、サンダーバード号の乗車時間は約1時間20分と短くなります。サンダーバード号グリーン車の魅力の一つに、長時間乗っても疲れないことが挙げられますが、1時間少々の乗車では、グリーン車のありがたみが薄れてしまうのではないかと考えています。

2つ目は、敦賀駅での乗り換えが不便になることです。サンダーバード号のグリーン車は金沢方面の先頭に位置していますが、北陸新幹線のグランクラスおよびグリーン車は編成の大阪(敦賀)側にあります。そのため、敦賀駅での乗り換えに際し、300メートルに及ぶ編成の端から端まで移動する必要があり、大幅に不便になります。これに加えて、大阪~金沢間の運賃増加もあり、グリーン車の魅力が低下し、人気が落ちる可能性があります。

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まとめ

本記事では、JR西日本在来線特急サンダーバード号のグリーン車の魅力とお得な乗車料金について紹介しました。以下がまとめです。

  • 座席は近年では珍しい2+1配置で広々としおり、座り心地は最高。
  • コンセント完備、Wi-Fiは近々全編成で整備される。
  • チケットレス特急券で1010円お得になる。(大阪駅~金沢駅)
  • 『westerポイントアップグレードチケットレス』を使えば、普通車の料金で乗車可能。
  • 北陸新幹線敦賀延伸により、サンダーバード号グリーン車の利用価値低下が見込まれる。

特急サンダーバード号を取り巻く環境は北陸新幹線敦賀延伸により大きく変わるかと思いますが、グリーン車の居心地の良さはJR西日本特急列車の中でもトップレベルです。是非何かの機会にサンダーバード号グリーン車に乗車してみてはいかがでしょうか。

雪の兼六園(金沢市)

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