【グランクラス乗車レポ】贅沢なおもてなしを体感する65分間

新幹線
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グランクラスとは

グランクラスシート概要(JR東日本HPより引用)

グランクラスとは、飛行機のファーストクラス、ホテルのスイートルームに相当するような、JR東日本で運行されている新幹線の最上級グレードの車両です。グリーン車よりも格段に上質で快適なシートを備えているほか、アテンダントによる豪華な軽食・飲物のサービスも提供されています。コンセプトは「特別な貴方のためのプライベートキャビン」をもとに、極上のプライベート空間で、やすらぎ・くつろぎ・ぬくもりを存分に感じられるような移動空間となっています。

グランクラスは東北・北海道新幹線E5系/H5系と、北陸・上越新幹線E7系/W7系に導入されております。「はやぶさ」「かがやき」「はくたか(2022年9月まで)」号では、アテンダントによる飲料・軽食サービスがあり、沿線地域の食材やお酒を堪能することができます。

【グランクラス】気になるサービス内容と普通車・グリーン車との料金を比較
贅沢な座席、おもてなしが味わえるグランクラス。普通車・グリーン車との料金の比較、従来の新幹線の常識をくつがえすようなサービス内容を紹介します。
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グランクラス乗車レポ

乗車列車について

乗車列車は、東京駅18:04発の北陸新幹線「はくたか」573号です。乗車区間は東京→軽井沢間で、1時間5分の旅です。

この列車と区間を選んだのにはいくつか理由があります。

①東京駅発だからビューゴールドラウンジが利用できる。
②「はくたか」は停車駅が多いため、じっくりとグランクラスを楽しめる。
③お酒をたくさん飲みたいから夜に乗車。

つまり、せっかく高いお金を払ってグランクラスに乗車するからには、出来るだけ長い時間、ラウンジ食事・アルコールなどのサービスを最大限楽しもうという魂胆です(笑)

※はくたかの飲料・軽食サービスは2022年9月末をもって終了です。

ラウンジ

乗車の1時間と少し前、きっぷを握りしめて向かうのが東京駅八重洲口のビューゴールドラウンジです。ラウンジは34席限定でドリンク・無線LANなどのサービスを受けることができ、列車利用前に優雅な時間を過ごすことができます。

改札からすぐ近くの贅沢な立地です。当日東京駅発の「グランクラス」の乗車券があれば、出発予定時刻の90分前から使用可能です。営業時間は午前8時~午後6時(午後5時30分ラストオーダー)で、年中無休です。ビューゴールドラウンジは本来ならば、ビューカードゴールド会員でありかつ、当日東京駅発の新幹線または特急のグリーン車を利用の方が使えるものです。容易に利用できるものではないため、特別感があります。

受付で乗車券を提示し、奥へ進みます。ラウンジ内はテーブル席とソファ席があり、好きな場所でくつろげます。私が行ったのは土曜日の夕方でしたが、ほぼ貸し切り状態でした。

ラウンジではアテンダントにより、クッキーとドリンクのサービスがあります。コーヒー、紅茶、お茶、ジュースなどが無料で何度も楽しめます。まずはカフェラテを注文。コンビニにあるようなコーヒーマシンで作ったものかと思えば、カフェのエスプレッソマシンを使ったであろう本格的な味に感動しました。少なくとも500円以上の価値はあります。おそらく隣接するカフェと提携しているのでしょう。

一杯では物足りず、ハーブティーも頂きました。紅茶は詳しくないのですが、種類が多すぎて迷ってしまいました。贅沢なポッドに入れて提供されます。貴族の優雅なアフタヌーンティーそのものです。

ゆったりと流れる時間にうっとりしていたら、乗車20分前になったので、もっと長くいたいと思いながらもホームへ向かいます。

乗車

乗車12分前、北陸新幹線「はくたか」W5系(JR西日本保有)の到着です。東京駅は折り返し時間がとても短いため、大急ぎで車内清掃です。発車の約5分前くらいに乗車可能となります。

入り口ではアテンダントが出迎えてくれます。デッキ部分の装飾は華やかさと重厚感があり、はやくも雰囲気によってしまいそうです。扉も厚みがあって気軽に近づけない感じがいい。

客室内は、堂々として大きな白の革張りの座席が出迎えてくれます。車内の照明はかなり落ち着いた印象で、外が暗いのも相まってホテルの最上階のバーにいるような感じです。(実際にはそこまで暗くはありませんが。)

身長170センチの大人でも、足が十分伸ばせるほどシートピッチは広くとられています。

リクライニングは背中、座面、フットレストが連動し、包み込まれるような座り心地が体感できます。

軽食・飲料

さて、お待ちかねの飲料・軽食サービスです。まずは、上野駅を過ぎて地上に出たあたりで、おしぼりと茶菓子をもらいます。(写真右斜め下)ここでお弁当とお酒を頼みます。

まずは梅酒スパークリングで乾杯です。乗車時の献立は松茸ご飯、牛ごぼう巻きなど、高級懐石料理のようです。食材の種類が豊富で彩りがとてもいいです。もちろんお味も最高です。

お酒好きの筆者はその後も、ビール、福井の日本酒、スパークリングワインと、時間のある限りちゃんぽんします。お酒の種類が多くてイイですね。

感想

本記事では、グランクラスの贅沢な車内、飲料・軽食サービスなどのおもてなし、そして東京駅限定のラウンジの体験レポートをお伝えしました。
贅沢な食材を使ったお弁当、種類豊富で飲み放題のお酒、快適かつ機能的な座席、そして東京駅限定の豪華ラウンジなど、グランクラスでしか味わえないおもてなしが盛りだくさんです。どのサービスも洗練されているので是非、一度体験してみてはいかがでしょうか。

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