東京⇔新大阪の移動においては、新幹線、飛行機、高速バスなどの間で激しい価格競争が繰り広げられています。新幹線も他社に対抗しようと、様々な割引商品が発売されております。少しの知恵があれば、格安で東京⇔新大阪を移動できてしまいます!本記事では、東京⇔新大阪間、新幹線普通車指定席の割引商品を紹介します。この記事を読めば、利用シーンに応じて最適な割引商品を見つけられます!
なお、グリーン車で安く移動する方法については、以下の記事でまとめております。
東京⇔新大阪 普通車指定席料金一覧表
料金・商品の解説
正規運賃(紙の切符)
正規運賃の乗車券は、みどりの券売機にて購入、またはネット予約サービスで購入し駅で受け取る紙の乗車券のことです。普通車指定席は14,720円(繫忙期+200円、閑散期-200円)、普通車自由席は13,870円となります。
乗車列車の変更、乗車日の変更は、きっぷ受取後1回まで無料です。キャンセル料は、普通車指定席の場合、乗車2日前までであれば乗車券220円+指定席特急券340円=560円、乗車直前までなら乗車券220円+指定席特急券30%相当1,740円=1,960円となります。
スマートEX
スマートEXとは、乗車券・特急券の効力が一体となった東海道・山陽新幹線専用のネット予約&チケットレスサービスです。 スマホ上から新幹線を予約し、登録した交通系ICカードをかざすだけで新幹線に乗車できます。
スマートEXならではの魅力は、「券売機に並んできっぷを購入、受け取る手間が省ける」「会員登録が無料で簡単にできる(交通系IC、クレジットカード、スマホのみ)」ことです。また、払戻手数料は通常運賃、割引運賃ともに全て320円と安いこともメリットです。
デメリットを1つ挙げるとすれば、正規運賃(紙のきっぷ)には大阪市内、東京都区内などの在来線運賃が含まれるのに対して、スマートEX乗車券は在来線運賃が別料金となります。
EX早得
EX早得は、乗車日の3日前までの予約で、「のぞみ」号の普通車指定席・グリーン車が割引になります。基本的に長距離区間で設定されており、東京⇔新大阪の設定はありません。設定区間の一例として、博多⇔新大阪、岡山⇔東京などが挙げられます。
EX早得21
EX早得21は、乗車日の21日前までの予約で、乗車駅を朝6時台もしくは昼の11~15時台に出発する「のぞみ」号の普通車指定席が割引になる商品です。
「EX早得21」のポイント
・金額は11,200円(のぞみ号を一人利用であれば最安)
・予約期限がとても早い(21日前)
・人気商品なのですぐに売り切れる(特に6時台後半、11時台、15時台は売り切れが早い)
予約が開始される乗車一か月前時点で予定が決まっていれば、即予約がオススメです。万が一予定変更した場合でも、取消手数料が安い(320円)ので痛手にはなりません!
EXファミリー早得
ファミリー早得は、3日前までの予約で、「こだま」「のぞみ」普通車指定席が割引になる商品です。2名以上で利用でき、こども用の設定もあるので、ご家族やご友人と一緒におトクに旅行したい方におすすめの商品です。
「EXファミリー早得」のポイント
・1台のスマホで2~6人分の乗車券が予約可能。乗車の際は、券売機で人数分のチケットを受け取る必要あり。
・「のぞみ」号専用の「EXのぞみファミリー早得」は12,570円/1人(「のぞみ」号を3日前までに予約する場合は最安)
・「こだま」号専用の「EXこだまファミリー早得」は10,080円/1人(全商品の中で最安)
エクスプレス予約
エクスプレス予約とは、スマートEXと同様に乗車券・特急券の効力が一体となった東海道・山陽新幹線専用のネット予約&チケットレスサービスです。スマホで列車を予約し、対象のクレジットカードで決済、EX-ICカードを改札機にかざして乗車します。スマートEXと異なる点は、会員登録において対象のクレジットカードに入会(年会費1100円)し、EX-ICカードを発行することです。乗車の際は、このEX-ICカードを用います。
エクスプレス予約のポイント
・券売機に並んできっぷを購入、受け取る手間が省ける
・通常運賃の割引幅が大きい(東京⇔新大阪 -1,100円)
・繫忙期も価格が変わらない(+200円→0円)
・会員登録に時間を要する(クレジットカードへの入会、EX-ICカードの発行)
・年会費1,100円
・スマートEXと同様に在来線運賃が別運賃
・EX-ICカードを忘れると乗車できない
通常運賃(EX予約サービス)
エクスプレス予約サービスの基本的な商品です。年中利用可能です。
・金額は13,620円(直前まで予約できる商品としては最安)
・繫忙期も加算料金なし
・東京⇔新大阪の割引料金は1,100円なので、1回の乗車で年会費(1100円)の元がとれる。
各種EX早割
エクスプレス予約と先に示したスマートEXの早割商品は共通です。お得な運賃については、スマートEXの章をご参照ください。
JR東海ツアーズ商品
ぷらっとこだま
「ぷらっとこだま」は、こだま号の片道指定席とドリンク引換券をセットにした旅行商品です。JR東海ツアーズ店頭もしくはオンライン予約サイトにて販売しております。オンラインで購入した場合は、「JR東海の指定席券売機」または新幹線乗車駅にある「JR東海ツアーズ店舗(きっぷうりば)」で乗車票を受け取ります。
「ぷらっとこだま」のポイント
・金額は通常期10,800円。繫忙期12,400円。なお、「ぷらっとこだま」の繫忙期はJR東海が販売する指定席特急券の繫忙期と異なります。
・前日まで予約可能な商品としては最安
・ソフトドリンクまたは缶ビールが1本無料
・取消手数料は高い(前日40%)列車変更も不可。
・東京⇔新大阪間の「こだま」号は基本的に1時間に1本程度
・東京⇒新大阪方面の夕方時間帯は本数が少ない(東京発15:57の次は19:27)
日帰り1day大阪/東京
「ずらし旅♪日帰り1day大阪/東京」は、東京⇔新大阪「のぞみ」往復の新幹線指定席と現地で利用できる「ずらし旅選べる体験クーポン」がセットになった日帰り限定の商品です。
「ずらし旅♪日帰り1day大阪/東京」のポイント
・金額は19,900円~21,200円
・日帰り利用としては最安
・インターネット申込み(クレジットカード決済)は3日前の14時まで。店舗販売は前日まで。
・乗車できる列車の選択肢が多い
・取消手数料は高い(前日40%)列車変更も不可。
新幹線ダイレクトパック
「新幹線ダイレクトパック」とは、新幹線往復乗車券とホテルがセットになった旅行商品です。乗車列車、選ぶホテルによって価格が変動しますが、新幹線とホテルを別々で予約するより安くなることが多いです。
「新幹線ダイレクトパック」のポイント
・金額は20,000円~(宿泊費を含めば最安)
・そこそこのビジネスホテルとのぞみ号利用であれば、25,000円~30,000円程度が相場。
・前日予約22時まで予約可能
・JR東海の指定席券売機またはJR東海ツアーズ店舗にて受取可能
・Go To割引の対象外。
「ダイナミックパッケージ」とは別に、3日前の14時まで予約可能な「JR+宿」のプランもあり、これはGo To割引が適用されます。(2020年実績より)
まとめ
本記事では、東海道新幹線「東京⇔新大阪」を普通車指定席で安く移動する方法について紹介しました。利用シーンに応じてスマートEX、エクスプレス予約、JR東海ツアーズの商品を使い分ければ、おトクに旅行ができます!スマートEX、JR東海ツアーズの会員登録は無料なので、旅行の予定がなかったとしても、今のうちに会員登録してみてはいかがでしょうか?
また、せっかく新幹線に乗るなら最新型N700Sに乗ってみたい!そんな方にはこの記事をお勧めします。