近鉄特急「ひのとり」プレミアムシートが最高な理由

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概要

ひのとりとは

近鉄HPより

「ひのとり」は近畿日本鉄道により、名古屋-大阪難波間で運行されている特急列車(以下、名阪特急)です。使用車両は2020年にデビューした最新型特急車両80000系により運行されています。「くつろぎのアップグレード」がコンセプトの車内には、革張りの電動リクライニングシート、普通車においてもバックシェルつきリクライニングシート、コーヒーマシンといった設備をそろえており、列車の常識を覆すような豪華な仕様が特徴です。豪華な設備をそろえながらも、ライバルである東海道新幹線よりもおトクに乗車できることから、人気の特急列車です。

プレミアムシートとは

特急「ひのとり」には、レギュラーカーと、より豪華なプレミアムカーの2種類の座席があります。レギュラーシートでも十分快適ですが、プレミアムシートの座席は、新幹線においてグリーン車のさらにワンランク上のグランクラスに匹敵するとも言われています。そんな贅沢の限りを尽くした「プレミアムシート」に乗車したので、外観、座席、そして充実の車内設備の詳細を徹底解説します!

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ひのとりプレミアムカーが最高な理由

上品な外装

今回の乗車は、平日金曜日の「ひのとり」69号車、近鉄名古屋(19:00発)→大阪難波(21:09着)です。

発車時刻の5分前、大阪方面に座席を向けた特急ひのとりは一番奥のホーム(5番線)に堂々とすべり込んできました。

先頭形状は、スピード感を醸し出す流線形。

最前列に座れば前面の大きな一枚窓から、思う存分前面展望を独占することができます。

側面はメタリックレッドの塗装にプレミアムゴールドの帯が入っており、とても高級感を感じさせるカラーリングです。

ひのとり”HINOTORI”のロゴもピカピカに輝いています。

名古屋方、大阪方ともに先頭車はプレミアムカーになっています。

プレミアムカーの床面はホームより720㎜高いハイデッカー仕様なので、眺望が楽しめます。

最高級のプレミアムカー内装

開けてはいけないドアって感じしませんか?

今回は大阪方進行方向先頭の6号車に乗車です。

”PREMIUM SEATS”とかかれたドアを開けると、ついに夢の移動空間「プレミアムカー」です。

なんと広々とした車内前面の大きな窓まで一気に見渡すことができます。

上品で明るい照明もいい雰囲気を出しています。

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まるで高級ホテルのラウンジのような、ベージュの大きな座席レッドカーペット

座席はとても大きくプライベート感があるため、周りの乗客の目線が一切気になりません。

座席には電動リクライニングが完備。

背もたれと太ももの部分が連動して動き、ゆっくりと沈み込むような座り心地、いや寝心地です(笑)

自分が腰かけてきた椅子の中でぶっちぎりのトップです。

座席裏にはバックシェルがあるので、リクライニングをフルに倒しても問題なしです。(照明が青くなっているのは終着駅(大阪難波)直前だからだそうです。)

左横のテーブルは収納式で2段階に広げられます。

右横にはボトルホルダーと手のひらサイズのミニテーブルがあるのでビールやコーヒーも置けます。

写真では見えませんが、ひじ掛け部にはコンセントがあります。

車内では無料Wi-Fi「Kintetsu Railway FreeWi-Fi」に接続可能です。Wi-Fiを使って調べ物や動画視聴ができるのに加えて、雑誌、本の要約読み放題サービスを利用できます。ひと通りの有名誌はそろっており、コンテンツとしては充実しています。

便利なデッキ

ドリンクを入れるひのとりオリジナルの赤色の紙コップは無料

・日本初!挽きたてコーヒーマシン

プレミアムカーのデッキには、日本唯一であろう挽きたてコーヒーマシンとスナック菓子の自販機があります。

マシンはコンビニにおいてあるものと同等のものではありますが、車内で挽きたてコーヒーが飲めるのは画期的です。

ロッカーは左側

・無料ロッカー完備

プレミアムカーはハイデッカー構造で眺望がいいものの、その分座席上の棚がせまいため、大きな荷物を棚に収納することができません。

しかし心配は無用です!

プレミアムカーのデッキには大きなロッカーが用意されており、無料で使用できます。大きなスーツケースも入るサイズなのがうれしいポイントです!

左:カギによる施錠、右:ICカードによる施錠

施錠方法は、カギとICカードによる施錠の2種類があります。手持ちのICOCAなどを使えば鍵の紛失の心配は無用ですね。

最高の乗り心地

目には見えませんが、プレミアムカーのある号車の台車には、フルアクティブサスペンションと呼ばれる、揺れを大幅に減少させる特殊な装置が付いております。

フルアクティブサスペンションは、新幹線のグリーン車やグランクラスに使われるような装置であり、在来線特急への採用例は少なく、先進的と言えます。

実際に乗車した感想としては、高速走行していても揺れがほとんどなく、滑るように走る印象です。

お得な価格設定

ひのとりプレミアムカー料金(近鉄名古屋→大阪難波)
乗車券:2,860円
特急券:2,830円
合計 :5,690円

(参考)
新幹線料金(名古屋市内→大阪市内)
指定席:6,680円(通常期のぞみ)
自由席:5,940円

チケットレス予約をすれば、乗車料金の10%がポイントとして貯まります。

乗車券は、株主優待乗車券(金券屋で2000円弱)や企画切符を活用すれば安くできます。

正規料金で乗車しても新幹線よりも圧倒的に安くなります!

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まとめ

本記事では、近鉄が誇る名阪特急「ひのとり」のプレミアムシートに乗車し、贅沢の限りを尽くした座席、車内設備などについて紹介しました。

名古屋-大阪難波間2時間9分の移動は、快適そのものであり、まるでホテルのラウンジにいるかのような高級感を感じることができました。移動=疲れるという概念が覆されるような素晴らしい体験でした。個人的に、挽きたてコーヒーマシンが車内にあるのもポイントが高かったです。

また、新幹線よりも大幅に安い値段で、この贅沢さを味わえるのには罪悪感すら感じてしまいますね。

名古屋大阪間の移動の際には、贅沢でおトクな近鉄特急「ひのとり」プレミアムシートを利用してみてはいかがでしょうか。

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