長距離移動でも疲れない!オススメアイテムとコツを紹介!

旅行・移動

新幹線、特急、高速バスなどの交通機関は、旅行、出張、帰省において長距離移動するときの足として重宝されております。自分で自家用車を運転するのとは違って、座っているだけで目的地に着くのでラクと思われがちですが、座って長時間移動するだけでも体力を消耗してしまいます。移動で疲れてしまっては、目的地へ到着後にアクティブに動けません。また、翌日に疲れを持ちこしてしまうこともあります。そんな長旅には、ちょっとしたアイテムと工夫さえあれば、快適に疲れることなく移動することができます。

そこで本記事では、新幹線、特急列車、バスといった交通機関を使った長時間移動が疲れる理由と快適に過ごせるコツをご紹介いたします。誰でもお手軽に実践できる方法を中心に紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

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疲れる理由

酔うから

走行に伴い発生する揺れは、短時間の乗車では気になりませんが、長時間揺れる車両に乗っていれば多少なりとも酔ってしまいます。

乗り物の種類によって酔いやすさは異なり、その順序は、在来線特急(振り子式)>高速バス>在来線特急(振り子式以外)>新幹線といったところです。

これらの乗り物に共通しているのは、気密性が高く、換気はされているものの空気の揺らぎが無いことから、酔いやすい理由の一つです。例えば、真夏に冷房の効いた部屋にずっといると疲れてしまいませんか?長時間室内にいた後、外に出て深呼吸をすれば気持ちよくなりますよね。これと同じで、長時間の移動になれば新鮮な外気に触れることができないので、酔いやすくなります。

また、車体の揺れやすさも酔いの要因の一つです。この中で最も揺れやすい振り子式の特急とは、カーブ走行時に車体を振り子のように傾けることで、カーブの通過速度を向上させ、所要時間を短縮させています。カーブを走行するときに大きく傾くので、酔いやすくなっています。振り子式は、一部の特急列車(しなの、やくも、ソニック、かもめ、JR四国の特急など)に使用されております。その他の振り子式でない特急列車でも、カーブや線路のつなぎ目を高速で走行するので、長時間乗車すると酔いやすいです。

一方で新幹線は、ほとんど揺れません。高速で走行するからこそ、カーブが少なく、軌道(線路)が強固に作られているからです。高速で走行する分、トンネルを通過するときには車内の気圧が変動しやすいので、知らず知らずのうちに体に負担がかかってしまいます。

酔いやすいとはいえども、比較的揺れが少ない座席を選ぶことは可能です。

気をつかうから

電車・バスの車内は、多くの人が集まる密室空間です。他の乗客の話し声にイライラしてしまったり、物音を立てないように気を遣ってしまい、疲れてしまいます。また、混雑時は隣の座席に他人が座ることもあり、より一層気疲れしてしまいます。

そんな中でも、より静かな環境を選ぶ方法はいくつかあります。

リラックスできていないから

先述の通り、車内にいると常にストレスのかかった状態になります。体を自由に動かせなかったり、眠ろうにも眠れない状態では、乗車後に疲れが溜まってしまいます。

ストレスのかかる状態であっても、アイテムを駆使すれば、自宅やカフェにいる時のようなリラックス状態に近づけていくことも可能です。

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快適に過ごす方法

アイテム編

アイマスク

予算:100円~500円

眠りたい人にオススメです。百均や、無印良品、ロフトなどの雑貨店、ヨドバシカメラなどのトラベルコーナーで売っているので、旅先でも手軽に手に入れることができます。

蒸気アイマスク

予算:150円

付けた瞬間から、約40℃の心地よい蒸気が目元を温かく包み込んでくれます。眠るときのアイマスクにもピッタリです。安くて効果も抜群なのでオススメです。

ネックピロー

予算:300円~

ぐっすり眠りたい人にオススメです。寝違えて首が痛くなることもありません。アイマスクと同様に、気軽に手に入れることができます。

スリッパ

予算:100円

スリッパに履き替えることで足が自由になり、乗車後も軽やかに動くことができます。特に、革靴、ヒールを履いているときには重宝します。使い捨てであれば、百均のもので十分です。

モバイルバッテリー

長旅においてスマホの充電があるかないかでは、精神的余裕が違います。近年の新幹線、特急列車や高速バスはコンセントがついている車両がだいぶ増えてきましたが、例えば東海道新幹線N700系はコンセントがあるのは窓側席だけの車両もあるので、モバイルバッテリーを持参するに越したことはないでしょう。なお、東海道・山陽新幹線における最新型N700Sには、全席コンセントが装備されております。狙って乗ることもできるので、以下の記事で確認してみてください。

ノイズキャンセリングイヤホン

予算:3000円~

ノイズキャンセリングイヤホンには、周囲の騒音を打ち消す機能があります。通常のイヤホンよりも人の声、列車の走行音が聞こえにくくなります。少し値段は張りますが、静かに音楽を楽しみたい人にはオススメです。

飲食編

好きな食べ物、飲み物を持ち込む

好きなものを飲食するのが一番のリラックスになると思っています。お腹が空いていてはストレスが溜まってしまいますが、少し満腹感がある方が、適度に眠くなって心地よく過ごせます。乗車前は、お買い物の時間を設けておくのがポイントです。ただし、あまり匂いがキツイものや、汁物などはNGです。

適度なお酒

夜であれば、適度にアルコールが入って少し酔った状態の方が、体がリラックスするのでくつろぎやすくなります。国際線の飛行機でお酒が出されるのもそのためです。もちろん、飲みすぎてしまっては、トイレが近くなったり、悪酔いしたり、周りに迷惑をかけることがあるので禁物です。

定期的な水分補給

車内は乾燥しているので、知らず知らずのうちに体の水分が奪われてしまいます。リフレッシュも兼ねてこまめに少しずつ水分をとることが大切です。利尿作用のあるコーヒーや緑茶は水分補給には不向きなので、天然水、麦茶、ウーロン茶やジャスミン茶などがオススメです。

温かい飲み物

温かい飲み物で体を温めれば、体の血の巡りが良くなり、リラックスできます。夏場の自動販売機はホットドリンクがありませんが、少し大きめのコンビニに行けばゲットできる可能性が高いです。

コーヒー

コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があり、コーヒー特有のいい香り(コーヒーアロマ)にはリラックス効果があります。酔い覚ましや作業前にはピッタリです。一部の新幹線や特急列車では、車内販売でコーヒーを買うことも可能です。

のど飴

のど飴には、乾いた喉を潤す効果があります。ハーブや柑橘系であれば、いい気分転換にもなります。

テクニック編

空いている車両を狙う

指定席の選択画面で一番最初に表示される号車は、編成の中で最も空いているとは限りません。号車の選択画面に戻り、空席状況が◎の号車を選ぶとよいでしょう。

進行方向左側に座る

新幹線、特急列車に乗車する場合、オススメは進行方向左側の席です。反対の進行方向右側の席に座った場合、すれ違い列車の圧力をもろに受けるため、気が散ってしまいます。

車両の中央寄りに座る(新幹線・特急)

電車、新幹線の場合、車両の両端ほど揺れやすく、中央ほど揺れにくくなります。大きなキャリーケースを持っている場合は、一番後ろの座席を確保して座席裏に荷物を置くこともあろうかと思いますが、客室内またはデッキに荷物置き場が設けられている車両もあるので事前に調べておくとよいでしょう。

前方に座る(バス)

高速バスでは前方の座席ほど酔いにくくなります。揺れが少ないのに加えて、前方の景色を眺められた方が酔い覚ましにも有効です。

ビジネス車両に乗る(一部新幹線のみ)

JR東日本、JR東海、JR西日本は、一部の新幹線車両において、仕事を進めたいお客様のご利用を想定した専用車両の運行を開始しました。東北・北海道・上越・北陸新幹線においては最繫忙期(GW・お盆・年末年始など)を除く平日に、東海道・山陽新幹線においては、最繫忙期を除く全日に設定されております。筆者が実際に東海道新幹線Swork車両に乗車した経験としては、もちろん仕事をしている乗客も見受けられましたが、大部分が(仕事に集中できるくらい)静かな環境を求めて乗車しており、仕事をするのが主目的ではないという印象を受けました。少なくとも、子供連れ、団体客や歓談をする乗客はおらず、車内はとても静かでした。

グリーン車に乗る

多くの新幹線、特急列車にはよりグレードの高いグリーン車が連結されています。グリーン車に乗るメリットとしては、乗客の民度が高いから静かで、座席が大きくてくつろぎやすい、そして何と言っても上質な環境で心地よいことが挙げられます。

普通車に比べると値が張りますが、料金相応の価値があると思います。また、工夫次第ではグリーン車に安く乗る方法もあります。

ストレッチをする

適度にストレッチをすることで、エコノミー症候群を防ぐことができます。新幹線、電車であれば、走行中でも自由に立ち歩きができるので、トイレがてらデッキでストレッチをしましょう。

また、高速バスは2~3時間に一度、途中のSAで休憩があります。ここでは、わざわざストレッチをしなくても、バスからSAのトイレまで歩くだけで十分いいストレッチになります。休憩時間は積極的に外に出るといいでしょう。

車外の空気を吸う

途中駅に長時間停車する場合、一度車外に出て深呼吸とストレッチをしてみましょう。体中に酸素がいきわたり、血流が良くなります。

ただし、車外に出られるのは、通過待ちのあるこだま号などに限られます。1分程度の停車時間で外に出ていては置いていて行かれてしまうので注意が必要です。その点、あえて通過待ちがある列車(東海道・山陽新幹線であれば、ひかり・こだま号)に乗るのもいいかもしれません。

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まとめ

本記事では、新幹線、特急列車、バスといった交通機関を使った長時間移動が疲れる理由と快適に過ごせるコツをご紹介いたしました。

予約時のコツ、旅先で気軽にそろえられるアイテム、車内に持ち込む飲食物、車内での過ごし方を工夫すれば、十分快適に過ごすことができます。

是非とも実践してみてはいかがでしょうか。

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